げんき開発研究所の概要

特徴1 県民に拓かれた研究・実践活動

 研究者のための支援施設にとどまらず、県民の皆様に予防医学に関する様々なサービスの提供を行うこととしています。

(1)スポーツ医学

 トップアスリートから趣味でスポーツを楽しむ方、また、健康増進のために適度な運動を計画されている方に、医学的なデータに基づくトレーニングメニューの研究・開発・提供など行ってまいります。

 当施設には、日本でも数少ない、人工気候室を完備しており、暑熱、寒冷環境に向けてのトレーニング、生理学的評価ができ、更に、動作解析装置では、ランニング、ピッチングフォームの解析を行い、より速く、より強く怪我をしないフォームづくりのアドバイスが可能です。その他にも、様々な最新のトレーニング機器を多数完備し、スポーツ医学の医師を中心に、専門の一流トレーナーが担当してまいります。

 当施設は、平成21年7月からオープンしていますが、当施設利用者の方が平成21年9月に行われたアジアユースパラリンピックにおいて1位を獲得するなど、確実に成果が出ています。

(2)運動療法や食事療法

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 適切な食事指導や運動指導を行い、重篤な心血管系合併を未然に防ぐための「みらい」に向けた効果的な予防方法等の研究を行います。

 県民の皆様には、「サテライト診療所 本町」にて、管理栄養士による栄養指導を行います。

(3)温泉医学

 和歌山県には、日本で有数の優れた温泉資源が数多く存在します。和歌山県立医科大学では、そうした温泉の医学的効用の研究や臨床分野での活用について研究を行っています。

 現在、那智勝浦町には、「スポーツ・温泉医学研究所」を開設し研究を行っていますが、当施設では、「スポーツ・温泉医学研究所」と連携し、当施設の「人工気候室」を活用した研究を進めてまいります。また、当施設ビル内の入浴施設を活用した健康増進メニューの提供など、県民の皆様に研究成果をわかりやすい形で発信してまいります。

(4)観光医学

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 和歌山県立医科大学では、和歌山県の持つすば観光医学ツアーらしい自然環境を活用した観光、また、その医学的な効用について研究する「観光医学講座」を開設し、糖尿病の患者さんを対象に、運動療法・食事療法・観光をミックスしたツアーなど、様々な疾患に対応した観光ツアーを企画し、民間企業と共同で実施し多くの方にご参加いただいてまいりました。

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 また、「観光療法士」等、大学独自の認定制度を創設し、観光業の方に医学的な対処方法など知識を身につけていただく制度を観光医学ツアー実施してきました。この観光医学研究について、本研究所内に研究拠点を移し、関連する他の予防医学研究と連携を強化させることで、より効果的な研究活動を行うこととしています。県民の皆様には、引き続き、観光ツアーの企画・実施や、研修会の開催など実施し、情報の発信を行ってまいります。

特徴2 最新鋭の研究設備

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 研究所内には、全国的にも数少ない、最新鋭のトレーニング施設や分析装置を最新設備備えており、医学的分野のみの利用にとどまらず、工業分野その他様々な分野で利用されています。その代表的なものをいくつかご紹介します。

(1)人工気候室

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 地球上に存在する全ての地域地域の気温・湿度を人工的に人工気候室作り出すことが可能。全国的にも稀少な設備で、スポーツ医学・美容(化粧品などの)評価、温泉医学・医療の機能評価、機器の精度策定評価等に利用可能です。

(2)動作解析システム

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 高速度カメラ14台であらゆる動作を撮影可能にし、動作解析装置3次元での動作解析が可能になり、野球の投球動作の確認をはじめとし、身体バランスの測定など、目で見た部分では分かりえな かったスポーツ動作をはじめ、車椅子や装具での動作確認をすることができる。

(3)床反力測定システム(フォースプレイト)

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 歩行又は歩行パターンを測定する装置をいう。動作解析装置本システムは、地面の反力を測定し又は撮影し、股関節、膝関節、足関節の動きを判定する。歩行又は走行に関連した問題の評価及び矯正措置計測の支援に用いる。

(4)各種有酸素トレーニング機器

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 自走式トレッドミル(ランニングマシーン)、電動式トトレーニングマシンレッドミル、各種エルゴメーター(自転車)を設置し、心肺機能の強化測定を行う。

(5)各種フリーウエイト機器

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 全身の筋肉を、バランス良く強化・訓練するためトレーニングマシンに古くから使用されているフリーウエイトシステム器具を用意し、専門家の指示に従うことにより、個々の体力強化が図れる