診療科のご案内

内科(糖尿病)

生活習慣病は糖尿病や高血圧など、発症に食事や運動などの生活習慣が関わる疾患を指します。糖尿病と高血圧は全人口の30~50%が羅患しており、脳卒中や心筋梗塞など重篤な疾患の危険因子になります。生活習慣病対策分野では通常の診療とともに糖尿病や高血圧の早期診断を可能にし、適切な食事指導や運動指導、治療を行うことで病気の進展を防ぎ、 地域の医療機関とも連携し、重篤な心血管系合併を予防します。

糖尿病では、日本ではトップレベルの外来治療を行います。特に、栄養指導に重点をおいているのが特徴です。健康診断などで、メタボリックシンドロームと診断された方には、医学的な正しい生活指導、食事療法や、運動療法など指導します。

内科(循環器、老年)

高血圧は放置すると脳卒中や心筋梗塞、大動脈瘤などの合併症を引き起こす危険な疾患です。高血圧の治療は、早期に開始し、確実に血圧を下げることが望まれます。しかし、現実には高血圧患者の20%程度の方しか適切な治療を受けておられません。当診療所では、病気と認識していない方々にも来院いただき、従来の検査では分からない血管や内臓の早期の障害を検査し、栄養指導、食事療法や運動療法など生活習慣の改善から降圧薬治療に至るまで指導させていただくことを予定しています。また、地域の診療所とも連携し地元で適切な治療を受けていただくことも可能にします。

内科(漢方外来)

西洋医学による治療だけでは症状の改善がみられない患者さんに対して、漢方専門医が患者さんお一人毎の体質、病態に適した漢方エキス薬(粉末)を用いて治療を行います。

肥満、胃腸障害、冷え性、自立神経失調症、更年期障害、月経痛などで、状態の改善がみれない方は御相談下さい。診療日は、火、木、金曜日で、金曜日の診療は、神経内科専門医資格も有する医師が担当しますので頭痛、めまい、しびれなどの症状でお困りの方は御相談下さい。

内科(脳神経内科)

脳神経内科は、脳、脊髄、末梢神経、または筋肉の病気をみる診療科です。科の名称が紛らわしいためと思いますが、特に間違えられやすいのが精神科、精神神経科、神経科、心療内科などです。これらの科は精神科の仲間で、おもに気分の変化(うつ病や躁病)、精神的な問題を扱う科です。心療内科は精神的な問題がもとで体に異常をきたしたような病気を扱う科です。

当科では、ふるえ、しびれ、頭痛、めまい、ふらつき、脱力、麻痺、歩行障害、認知症、意識障害やけいれんなどの症状でお困りになられている方の病気を診断しています。

主な病気の種類としては、

1.変性疾患(パーキンソン病/パーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側策硬化症、 アルツハイマー病など)
2.脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳出血など)
3.末梢神経障害(多発神経炎、ギランバレー症候群など)
4.筋疾患(重症筋無力症、筋ジストロフィー、多発筋炎など)
5.脱髄疾患(多発性硬化症など)
6.頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経痛など)

があります。

リハビリテーション科

リハビリテーション専門医のもと理学療法士、作業療法士が、和歌山県立医科大学附属病院で実施するとの同様に正しい医学的な評価をもとに、リハビリテーションメニューを作成、実践を行います。以下の特色があります。

(1)脳卒中をはじめとする脳血管、運動器だけではなく循環器、呼吸器、生活習慣病の方々に、しっかりとした評価、管理されたリハビリテーションメニューをもとに、医療サービスを提供します。

(2)筋力、体力向上はもちろんのことも退院後の家での生活サポート、再発防止に対するリハビリテーションを行います。なお、マッサージのみのリハビリテーションは、当診療所では行いません。

(3)外傷、障害後のスポーツ復帰サポート、障害者スポーツにおけるパフォーマンス向上のための、トレーニング、競技指導、相談も行います。

禁煙外来

たばこを吸い続けると、さまざまな病気にかかりやすくなります。

たばこを止められないでお困りの方はニコチン依存症かもしれません。当診療所では、禁煙の希望があり、医師がニコチン依存症と診断し、治療が必要と認めた方に禁煙指導を行いますのでご相談ください。